HLSとCUnetは、耐ノイズ性能が非常に高く、かつFA装置における省配線化を実現できる、I/Oレベルのネットワークです。
簡単かつ高速にデジタルI/O、アナログI/O、位置決めを制御することができます。
また協会(団体など)とのしがらみが無いため、「1個」からでも購入できます。
このように、オープンなネットワークのため、ユーザ様において発生している様々な問題を解決することができます。
HLSは、デジタルI/Oを超高速かつ一括で制御できる
「1マスタ:複数スレーブ」のネットワークです。
1ノード当り最速15μsにて制御することが可能です。
CUnetは、デジタルI/O、アナログI/O、位置決めを制御する
「マルチマスタ:マルチスレーブ」のネットワークです。
様々なI/Oを1チップで制御することが可能です。
また、これらの制御データは、ネットワーク全体においてリアルタイムで共有されます。
半導体製造装置から医療機、駐輪場制御など、様々な分野においてご採用いただいております。
幅広いFA分野の各種制御装置において採用されています。
工業用Ethernetの発達に伴い、I/O制御にまでEthernetを検討するケースが増えつつあるようです。
しかし、この場合、スレーブのコストやネットワークの構築時間などを考えると「単純にはお奨めしない」というのが私たちの考え方です。
画像、サーボモータ、大容量データなどにはEthernetベースのネットワークが適切していると思います。
しかし、8点、16点、32点といった少点数のbitデータなのに、大きなパケットで送る必要があるのでしょうか?
パケットが大きければノイズが乗る可能性は比例して大きくなります。
また、省配線するためにEthernetベースのネットワーク用スレーブを分散配置した場合、1点当たりのコストは上がってしまいます。
したがって、ステップテクニカは、I/O制御のネットワークには、適切なコスト、適切な速度、適切な高耐ノイズ性、適切な使いやすさが必要だと考えます。
一方、ステップテクニカのネットワークは、デジタルI/O、アナログI/O、位置決めを制御できるRS485ベースのI/Oレベルネットワークです。
アナログ制御も位置決め制御も1チップで行えるため、スレーブのコストを大幅に削減でき、I/O制御に適切なネットワークを構築することができます。
しかしながら、ステップテクニカのネットワークでは全てを制御することはできません。
このため、Ethernet系のネットワークとステップテクニカのネットワークを平行利用する2ライン構成をご提案します。
または、基幹ネットワークとしてEthernet系のネットワークを構築して、そこにゲートウェイを用いてI/Oを制御する1ライン構成をご提案いたします。
半導体製造装置や工作機械など、高耐ノイズや長距離、高速な応答速度を求める様々なお客様から高い評価を得ています。
コストを低減できる | 適切なビット数のI/O機器を配置したネットワークを構成できる |
ユーザCPUへの負荷がほとんどない | HLSとCUnetはユーザCPUを介さずに独自に通信している(プロトコル内蔵) |
安定した通信 | I/Oネットワークにおけるパケットデータ量は小さく、かつノイズに強い |
お客様が求めるシステムに最適なネットワークを構築 | コントローラとの2ライン接続や大容量ネットワークとのゲートウェイ接続も可能 |
I/Oネットワークにおける制御対象の拡張 | モータ制御といった、従来は上位にて制御していた機器も制御可能 |
HLS | CUnet | |
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ネットワーク構成 | 1対N | N対N |
特 長 | 高速DIO制御 | データ共有 インテリジェントDIO、アナログIO、位置決め制御 |
制御方式 | メモリのリード/ライト | メモリのリード/ライト |
通信方式 | マスタ/スレーブ型ポーリング方式 | マルチマスタ型ブロードキャスト方式 |
接続形態 | マルチドロップ (RS485) | マルチドロップ (RS485) |
通信速度 | 12Mbps/6Mbps/3Mbps(全二重/半二重) | 12Mbps/6Mbps/3Mbps(半二重) |
通信ケーブル | カテゴリ5以上のシールドケーブル | カテゴリ5以上のシールドケーブル |
接続ノード数 | 63 | 64 |
最小データ長 | DIN:16ビット、DOUT:16ビット | 8バイト |
最大データ長 | DIN:1008ビット、DOUT:1008ビット | 512バイト |
最速応答(1端末あたり) | 15μsec | 約30μsec |
最速応答(全端末稼働時) | 955μsec | 2365μsec |
デジタルIO制御 | ○ | ○ |
アナログIO制御 | △ | ○ |
位置決め制御 | × | ○ |
通信距離(12Mbps時) | 100m | 100m |
通信距離(6Mbps時) | 200m | 200m |
通信距離(3Mbps時) | 300m | 300m |
トポロジ | バス(HUB使用時:ツリー/スター) | バス(HUB使用時:ツリー/スター) |
注記:本書内において記載されている各商標は、当該各社の登録商標です。
備考:上記通信距離については、目安であり、使用環境により異なります。