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■生産終了日:2021年11月30日 |
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CUnetマスタIC 5V動作 MKY40 は、CUnet 対応のMEMモード(マスタ/スレーブ)とIOモード(スレーブ)の2つの機能を持つIC です。 |
MKY40(MEMモード)は、8ビットまたは、16ビット、32ビットバスを用いてCPU と接続することにより、CPUからのアクセスが可能になります。
またMKY40 は、CUnetネットワークにおいて、マスタとスレーブのどちらの端末にも使用することが可能です。
MKY40には、「512バイトの共有メモリ」、「メール機能用バッファ」、「通信制御レジスタ」が内蔵されています。
512バイトの共有メモリは、64ブロック(1ブロック8バイト)から構成されています。
この512バイトの共有メモリは、自己(CUnet IC)へ接続しているCPUだけがライトできる「自己占有エリア」と、
他のCUnet ICの入力データがコピーされるエリアから構成されています。
MKY40は、使用するブロック数(自己占有エリア)を指定することができます。
自己がライトしたデータも、他のCUnet ICの入力データも、全て自己の512バイトの共有メモリへ反映されます。
このため、CPUは接続されたCUnet IC内の共有メモリをリードするだけでCUnetネットワークの全体を簡単に把握することができます。
メール機能用バッファは、2つの受信バッファと1つの送信バッファから構成されており、各々のバッファは256バイトです。
通信スタート、エラー確認、メールの送受信などの通信を制御するレジスタです。
このレジスタへアクセスするだけで、簡単にCUnet通信を制御することが可能です。
また、MKY40 は、2本の割込み端子を持っています。共有メモリの更新割込み、メール送信割込み、メール受信完了割込み、特定端末の参加割込み、特定端末の離脱割込み、通信エラー発生割込みなど、多様な割込み機能を実現します。
MKY40 は、このような各種割込み機能のほかに、通信プロトコルを内蔵しているので、CPUの負荷を軽減した通信機能を実現します。
MKY46は、MKY40(IOモード)と置き換え可能な製品です。
MKY40(MEMモード)の機能継承品として、MKY43(MEMモード、3.3V)をラインナップしております。
このMKY43の機能や動作はMKY40と相違ありませんが、実際のご利用については、以下の相違点にご注意ください。
項 目 | MKY43 | MKY40 |
---|---|---|
電源電圧 | 3.3V | 5.0V |
パッケージ | 0.5mm pitch 64pin-TQFP | 0.5mm pitch 100pin-TQFP |
バス端子レベル | 3.3V 系TTL (5Vトレラント) (5.0V 系TTL レベルCPU バス接続可能) |
5V 系TTL レベル |
バス幅 | 16 bit / 8 bit | 32 bit / 16 bit / 8 bit |
16 ビットユーザバス 接続時の バイトライト |
バイトライト非対応 (ライトアクセス時には、#WRH 端子と#WRL 端子の両方をLo レベルとする事) | バイトライト対応 |
割込み端子 | #INT0、 #INT1 | #INT0、 #INT1、#INT2 |
SSR のPort Out ビット BCR のCare Pulse ビット |
無し | PO0、PO1、PO2、PO3(SSR) CP(BCR) |
アドレス等設定端子 (BCR の初期値取込み) |
無し | #SA0 ~ #SA5、#OWN0 ~ #OWN5、 BPS0、BPS1 |
IO モード機能 | 無し | 有り(MODE 端子有り) |
CYCT 出力、PING 出力 (CYCT はSTB と同等です) |
UTY1, UTY2 端子へ #CYCT 信号、#PING 信号を出力可 | #STB 端子へ#STB 信号を出力 PING 端子へPING 信号を出力 |
UTCR (UTility pin Control Register) | UTY1、UTY2 端子制御用に増設 (Hi-Z / #CYCT 出力 / #PING 出力の選択設定) |
------ |
駆動クロック | Xi 端子へクロック入力 (発振子非対応) | Xi 端子へクロック入力 もしくは Xi、Xo 端子間での水晶発振子対応 |
リセット期間中の TXD端子出力 |
Lo レベル | 駆動クロックの32 分周クロック |
ハザード防止 | ハザード防止バッファ方式 | ウインドロック方式 |
メモリマップ および エンディアンの扱い |
MKY40 と異なる | ------- |
各レジスタのアドレス | MKY40 と異なる | ------- |
バス・アクセスタイム | TRD (max) 89 ns | TRD (max) 130 ns |
動作電流(max) | 75mA | 130mA |
バス幅 | 8ビット/16ビット/32ビット |
---|---|
制御端子 | CS、RD、WRLL、WRLH、WRHL、WRHH |
割込み端子 | 3本 |
対応CPU電圧 | 5V |
DIO | 32ビット(4ビット単位でI/O設定可能) |
---|
通信方式 | CUnet通信方式 |
---|---|
通信レート | 3/6/12Mbps(半二重通信) |
パッケージ | TQFP100ピン |
パッケージ寸法 | 16×16×1.7mm(0.5mmピッチ) |
動作周囲温度 | -40~+85℃ |
電源電圧 | 5V |
外部入力動作周波数 | 48MHz |